マッスルインバランスとは筋力の抑制・低下と緊張・短縮が同時に混在し筋の機能不全を引き起こした状態です。

筋は緊張することによっても筋力低下が生じるんです!
緊張している部分に対しては緩める必要がありますし、抑制されている部分に対しては促通させることが大切です。
ある程度マッスルインバランスが生じるパターンというものがありまして、姿勢を維持する筋など、赤筋の割合が多いと緊張筋になりやすく、素早い関節運動を行う白筋は筋力低下しやすいとされています。
ストレートネックはマッスルインバランスの代表的な上位交差性症候群と言われる状態になりやすいです。上位交差性症候群とは僧帽筋上部や肩甲挙筋など緊張する筋と、僧帽筋下部や頚長筋など抑制される筋が交差している状態です。

これは頭部が前に突き出すことにより、猫背、下部頚椎の屈曲、上部頚椎の伸展が生じています。
肩甲骨下部固定筋群が低下していれば、肩甲骨の外転、挙上、翼状肩甲が生じます。(同時に上部僧帽筋や肩甲挙筋の緊張が生じているはずです)
また、肩甲帯の前方への突出は大胸筋の緊張があると推測できます。
頭部の前方突出では、胸鎖乳突筋の過緊張と頚部屈筋群深層の筋力低下が生じていることが多くあります。この場合、胸鎖乳突筋が鎖骨部遠位でより著名となっていることが多いです。
頚部を患者様に屈曲してもらった時に上位頚椎の屈曲が起こらない場合は胸鎖乳突筋の過緊張と環椎後頭関節に関与する筋や靭帯の過緊張が考えられます。
また、代償作用として、体幹を屈曲させたり、肩甲帯を屈曲させることもあります。

治療で大切なのは過緊張している筋は緩め、抑制している筋を活動させることです!
抑制している筋をマッサージなんてしてしまったらさらに悪化してしまうので要注意です!
また、セルフエクササイズもご説明していきますね!
