上腕二頭筋長頭腱炎

上腕二頭筋長頭腱の症状

上腕二頭筋長頭腱炎の症状には、肩の痛みや腫れ、上腕部の痛みやしびれ、力の低下、肩関節の可動域の制限などがあります。

上腕二頭筋は、肩甲骨の上部と上腕骨の頭部に付着しています。

力こぶの筋肉

上腕二頭筋長頭腱炎の原因

1 加齢による腱の劣化

年齢とともに肩の障害は増えていきます。特に40代から増える傾向にあります。年齢とともに腱の滑らかさや弾力性は失われていき、少しの力で損傷してしまいます。

2 姿勢不良

猫背や巻き肩と呼ばれる悪い姿勢は、肩関節障害の大きな原因です。もちろん、上腕二頭筋長頭腱炎の原因の一つとなります。猫背は上腕二頭筋腱を肩関節が挟み込む原因となったり、二頭筋そのものを委縮させてしまいます。

3 スポーツ障害 投球障害における肩の上腕二頭筋長頭腱炎は、上腕二頭筋の長頭腱に炎症が生じる状態を指します。長時間かかる繰り返しの投球によって、上腕二頭筋の長頭腱が繰り返しストレスを受け発症します。

長頭腱は、肩甲骨の関節上結節、後上方関節唇に付着しており、肩関節の動きや安定性に重要な役割を持っています。先述のインピンジメント症候群をケアする際にも、骨頭のはまる位置が大切になります。(骨頭の求心性)

この求心性を求める際、二頭筋の骨頭引き下げ力が必要になってきます。

投球などの動作によって、上腕二頭筋の長頭腱に負荷がかかることで、繰り返しストレスが加わり、炎症が起こることがあります。

上腕二頭筋長頭腱炎の検査法

スピードテスト

回外テスト

上腕二頭筋長頭腱炎のアプローチ法

1.上腕骨が正しく挙上できるように関節を調整します。また、同時に筋バランスが崩れている場合、筋肉のリラクゼーションも行います。姿勢もチェックします。

2.エクササイズ

弱化が起きている筋のトレーニングを自宅でも行ってもらいます。対象となる筋は様々です。例えば、肩甲下筋です。上腕二頭筋の腱は結節間溝といい腕の骨にある溝に収まっています。あまり知られていませんが、この骨制の安定化機構である溝だけでなく、肩甲下筋の腱もこの溝を補助しています。肩甲下筋がしっかり働いていなければ、上腕二頭筋腱は安定しないのです。

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鈴木

国家資格【柔道整復師】1985年生/男児二人の父。 大学在学中にリハビリの世界に興味を持ち徒手療法の世界に飛び込みました。AKA療法を駆使して体の痛みの根本にアプローチ。プロスポーツ選手のケア実績多数。慢性的な肩こりや腰痛で苦しむ方は非常に多いのに、病院では相手にされない方が多いのが現状です。医学的根拠に基づいたアプローチにこだわり、痛みや不調の治療に日々全力を注いでいます。ライン受付は24時間対応可能です。お気軽にお問合せください。