股関節が悪いと肩こりになります。
腸腰筋という筋肉はご存じでしょうか?
腸腰筋は簡単に言うと「もも上げ」する筋肉、股関節の筋肉です。

腰と骨盤の骨から太ももの内側についています。
大腰筋と腸骨筋に分かれており大腰筋は腰から、腸骨筋は骨盤から始まっています。
合わさって太ももの内側についています。
この腸腰筋は体の中心を通るだけあり、非常に大切な筋肉です。
昔カールルイスが日本で精密検査を受けた際、この筋肉が日本人より大きく太かったことから陸上やスポーツの世界で一気に注目されるようになった話は有名です。
この腸腰筋が固くなると腰が反ってきます。腰が反ることにより後ろに倒れてしまうので猫背になるのです。

猫背になると肩甲骨が外側に開き、背中にある僧帽筋が引き延ばされ、血流が低下、肩こりになるのです。
不良姿勢の根本に腸腰筋の固さがあるため、首や肩をマッサージしてもらっても治りません。その時は気持ち良いですが、すぐに戻ります。
腸腰筋を緩めてから肩甲骨や頚椎にアプローチすることでより一層効果を長く保つことができるでしょう。
ちなみにこの腸腰筋ですが、肩こりだけでなく、腰痛や、足の症状も改善することが多く体に様々な影響を与える筋肉です。